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参加率大幅UP!歯科助手のデンタルIQを向上させる勉強会とは?【歯科あるある第10回】

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歯科助手は歯科医院の中で、唯一、特別な資格の必要ない職種です。そのため、「歯科助手」と一口にいっても、患者さま程度の知識の人から歯科衛生士並みの知識を持っている人まで様々です。ですが、歯科医院としては、歯科助手にもある程度の歯科知識、医療知識は持っていてもらいたいもの。今回は、私がチーフ歯科衛生士として勤務する医院での歯科助手のデンタルIQを向上させるための取り組みをご紹介します。

歯科助手さんにも医療スタッフとしての自覚を持ってもらいたい

新卒から勤務している歯科医院で5年目。私はチーフ歯科衛生士として、新卒の歯科衛生士の指導や歯科助手さんの指導も任されています。実は、入社時からずっと気になっていたことがあります。
「歯科助手さんのデンタルIQ」についてです。みんな受付業務やバキュームなどのアシスタント業務はそれなりにこなしているのですが、患者さまに歯のことを質問されるとほとんど答えられなかったり、少し知識があれば対応できるようなトラブルにも、知識がないがために歯科衛生士や歯科医師に頼ったりということが多く、何とかならないものかと考えていました。

院内勉強会を新しいスタイルに

そこで思いついたのが「院内勉強会」です。以前から院内勉強会は行われていたのですが、基本的に歯科医師、歯科衛生士主体のもので、自由参加だったため、歯科助手さんはほとんど参加していませんでした。参加が面倒というのもあったと思いますが、参加しても内容が専門的すぎてわからないというのが主な理由のようです。
そこで、勉強会のスタイルを変えてみることにしました。今までは、院外研修に参加した人が、その内容を報告したり、新しい機材の導入に合わせて、メーカーの方に説明をしてもらったりするスタイルの勉強会でした。それを歯科助手さんにも少しでも興味を持ってもらい、自分も歯科医院で働く医療スタッフであるのだという自覚を持ってもらえるよう、勉強会のスピーカーを交代制で行うことにしました。自分の順番が回ってきた回の勉強会は絶対参加。それ以外のときは今まで通り自由参加としました。

がわからないのかわからない

歯科助手さんが最初にスピーカーを務める会では、初めてということもあって内容の選考に悩んでいるようでしたので、私も相談に乗り、協力して準備をすることにしました。採り挙げる内容に関しては、「普段疑問に思うことや、わからないことをテーマにしたら良いのでは?」とアドバイスをしました。すると「実は何がわからないのかがよくわからない」と言うのです。
私ははっとしました。歯科助手さんは基礎となる知識がない状態でアシスタントの仕事を覚え仕事をしているため、自分が歯科のことについて、何が理解できていて何が理解できていないのか、はっきりと把握することができずにいたのです。デンタルIQがなかなか上がらない原因はここにあったのだなと思いました。勉強でも何でも、何をやったらいいのかわからない状態では、なかなかはかどりません。

歯科助手さんの目線でわかりやすい勉強会に

スピーカーを務めることとなった歯科助手さんとの話の中で、どうやら歯科助手さんたちはまず歯の構造、虫歯の成り立ちなどからよく分かっていないということがわかりました。そこで、今回のテーマを「虫歯C1~C4の違いと治療法」とし、スピーカーの助手さんには、自分自身で歯科医師や歯科衛生士にヒアリングをする、資料を借りて調べるなどして、内容をまとめてもらいました。
勉強会当日。今回は内容に興味のある歯科助手さんも多く、ほとんどのスタッフが参加してくれました。勉強会では、C1~C4の違いが解説され、歯の構造についても理解できる内容になっており、非常にわかりやすい説明になっていました。
もちろん、歯科医師、歯科衛生士は理解している内容でしたが、歯科助手さんの目線で作った資料は、歯科知識のない患者さまでもわかりやすい内容になっていたため、患者さまに説明する際の参考になると思いました。もちろん、参加した歯科助手さんたちにも、今まであいまいだった虫歯のこと、歯の構造をしっかりと理解することができて良かったと好評でした。

医院全体のクオリティの底上げ

この新しい勉強会のスタイルによって、院内全員が参加し、意義のある勉強会ができるようになりました。歯科医師や、歯科衛生士がスピーカーを務める会でも、「患者さまにはどのように説明したらいいか?」という内容を盛り込むようにし、歯科助手さんでも理解しやすいようにしています。歯科助手さんも参加する勉強会を何度か行ううちに、歯科助手さんたちのデンタルIQも向上し、歯科医師、歯科衛生士が行う勉強会の内容にも興味を持ってもらえるようになってきたように感じます。
現在、当院の歯科助手さんたちは、患者さまへの処置前の説明や、処置後のご質問など、さまざまな状況に自ら対応できる医療スタッフへと成長しています。

 

歯科衛生士 ゆえままさん 28歳 女性

旅行とお酒が好きな2児の母。第一子の出産で一度は歯科医院を退職。もう歯科には復帰しないと思っていたが、なんだかんだでその後もパート勤務で歯科衛生士を続けている。現在は第二子を出産し、育児休暇を満喫中。

 

 

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