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新米医師vsベテラン歯科助手の女の戦いの幕引き役は院長【歯科あるある第7回】

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研修期間が終わって、一般歯科医院で勤務し始めた新米ドクター。大学の歯学部で6年間、歯科医師になるための勉強+1年の臨床研修も終えていますが、まだまだ歯科医師としては半人前。そんな新米ドクターに対し、何でもバリバリ仕事をこなせてしまうベテラン歯科助手。この二人の間で女の戦いは勃発しました!

■新米ドクター:K先生 25歳 女性

大学病院で研修を終え、一般歯科医院に就職1年目。できないことにも挑戦していくタイプ。明るい性格だが気が強く、歯科衛生士、歯科助手に対しても強気で接する。院長には気に入られている様子。

■ベテラン歯科助手:Sさん 29歳 女性

歯科助手では珍しく、歯科助手の専門学校を卒業している。歯科助手歴10年、この医院には8年務めているベテラン歯科助手。かなり仕事ができ、歯科衛生士にも頼りにされている。明るく、正義感の強い性格。曲ったことが嫌い。

 

歯科医師の治療に歯科助手がアドバイス!?

K先生は研修を終えているものの、まだ歯科医師1年目。虫歯の治療ひとつにも時間がかかり、親知らずの抜歯をすれば、抜けずに途中で院長にバトンタッチ…と、診療にやや不安あり。
そんなK先生には見張りの意味を込めてか、ベテラン助手のSさんがアシスタントについています。K先生の治療にかなり不満がある様子のSさん。K先生のタービンバーの使い方や、歯型の取り方、診断にもあれこれアドバイスをしているようです。(確かに、いろいろ言いたくなる気持ちはわかるような治療なんですが…。)
ですが、K先生もなかなかSさんのアドバイスを聞き入れようとしません。やはり歯科医師として助手に指示されるのは気に入らないのでしょう。
二人の仲は徐々に険悪なムードに…。
K先生もSさんも院内でかなり存在感のあるタイプなので、周りのスタッフも気を使うようになっていました。幸いSさんは「できる」助手さんなので、患者さんの前ではK先生を立ててくれていますが、今後この険悪な空気が患者さんに伝わってしまうのではないかとみんな心配していました。

お互い自分が悪いとは思っていない様子。K先生の治療は確かにまだまだ未熟で、Sさんがいろいろ言いたくなる気持ちもわかります。それに、誰かが指摘してあげなければ、K先生の腕も上がりません。
ですが、歯科医師としてのK先生のプライドとして、助手に治療のことを口出しされるのは嫌だという気持ちもわかるような気もします。
K先生は「Sさんは、助手で何にも分かっていないくせに口うるさい」
Sさんは「K先生は歯科医師のくせにまともな治療ができていない」
お互いそんなことを他のスタッフに愚痴っています。
ちなみに、他のスタッフはSさん寄り。K先生の助手や衛生士は何もわかっていないという態度には皆いい気はしないようです。女性のK先生は休み時間や着替えの際も、スタッフルームで過ごすため、だんだんスタッフルームの空気も重くなってしまい……。

歯科医師に対するアドバイスは歯科医師から

K先生とSさんの戦いは徐々に白熱。K先生はSさんはじめ、他の助手や衛生士の言葉も聞き入れなくなってきました。そこで、このままではまずいと思った他のスタッフで話し合い、院長にも相談してみようということになりました。

院長は40代半ばの男性。基本的に勤務医や衛生士に口うるさいタイプではありません。スタッフ間のトラブルにも全く口を出さないタイプ。そのため、今回のK先生とSさんの問題にも気がついていないわけはないようですが、何もアクションを起こさずにいました。

院長とスタッフ間での話し合いの結果、K先生への指導、アドバイスは、院長から直接行ってもらうことになりました。K先生はプライドが高く、しかもSさんとの戦いで、なおさら助手や衛生士の言葉を受け入れたくない気持ちになっています。
ですが、やはりK先生の治療方法や、患者さまへの対応へはまだまだ問題があると院長も感じていたようです。それでも歯科医師としては、歯科助手から指摘されるのはどうしても受け入れられない気持もわかるということ。これからは、Sさんや他のスタッフが問題に感じたK先生のことは、院長に報告し、院長の方からさりげなく伝えてもらうということで、様子を見てみることになりました。

一度悪くなった関係の修復には時間がかかる

院長からK先生に指摘、アドバイスを行ってもらうことで、K先生とSさんの女の戦いは落ち着いてきました。K先生も、院長からのアドバイスであれば素直に受け入れられるようです。Sさんも院長に報告することで、K先生にたまっている不満を発散できているようです。ですが、一度悪化した女性同士の関係というのは簡単には修復できません。K先生とSさんの間には今も険悪な空気が流れています。

今後、このようなことが起こらないように

当院では、勤務医が常に2~3人いる状態で、非常勤の先生も含め1~2年に1人は歯科医師の入れ替わりがあります。今後も、新米ドクターが入ってくる可能性は十分にあります。今後、今回のようなことが起こらないようにするために、これからは、基本的に歯科医師の治療に関する問題に関しては、まずは院長に報告するようにすることになりました。報告を聞いて、院長も問題だと感じれば、それは院長から直接、指導という形で伝えてもらうことになりました。

やはり、歯科医師のことは歯科医師に任せた方がトラブルになりにくいのではないかと思います。
そして、これは伝えられていないのですが…。ぜひ、院長にも、特に歯科医師のことに関しては、見て見ぬふりをせずに、言わなくてはならないことは院長としてきちんと伝えてもらいたいと思います。
確かに女性同士の問題には、院長が関わらない方がうまく解決することもたくさんあります。ですが、今回のケースに関しては、早い段階で院長が介入していれば、ここまで事態は重くならずに済んだのではないかと思います。余計なことに口を出さないのが、うちの院長のいいところでもあるのですが、今回はそれがあだとなってしまいました。
また、K先生とSさんという組み合わせも相性が悪いと感じた時点で考え直す必要があったのではないかと思います。

院内の問題には全員が当事者として関ること

K先生とSさんの戦いは、他のスタッフ、最後には院長まで巻き込む形になり、非常に壮絶なものでした…。第三者(他のスタッフ)として、関わっていた私もかなり飛び火を受けました。こんな戦いはもうこりごりです。なぜ二人を早く止められなかったのだろうかということが悔やまれます。
他のスタッフも院長も、自分には関係のない問題だと思い、関わらないようにしていたのが問題を大きくしてしまった原因かもしれません。院内の問題には、全員が当事者であると思い、解決に取り組むことが必要なのだと感じました。

 

歯科衛生士 ゆえままさん 28歳 女性

旅行とお酒が好きな2児の母。第一子の出産で一度は歯科医院を退職。もう歯科には復帰しないと思っていたが、なんだかんだでその後もパート勤務で歯科衛生士を続けている。現在は第二子を出産し、育児休暇を満喫中。

 

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