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「親知らず」キーワードを集患に活用! 「20歳になったら親知らずケア」のすすめ

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先日、数名の同僚とランチをしている際に「親知らず」が話題にのぼり、「まさにいま、時折痛む」「斜めに生えてきていて、抜かないといけないと思っているが恐くて・・・」など、皆何かしら親知らずに対して不安を抱えていることがわかりました。
患者にとって「親知らず」は突然痛みだすものでもあり、虫歯と共に、長年遠ざかっていた「歯医者さんへ行くきっかけ」になることも多く、ある種、自分と歯科医院をつなぐキーワードであることは間違いありません。
ところが歯科医院に通っていても、あまり「親知らずを抜きませんか?」という積極的なはたらきかけを見かけたことがありません。歯科医院にとって「親知らずの抜歯」は保険の点数が低い割にいろいろと気を遣うことが多く、あけすけに言うならば「あまりうまみのない治療」と言えるのではないでしょうか。
しかし、視点を変えてWEB集患という観点から見てみると、「親知らず」は非常に役立つツールとなるのです。今回は「親知らず」というキーワードを使ってWEB集患のヒントを解説します。

歯科医院にとっての優良集患キーワード「親知らず」

あるキーワードが月間どの程度検索されているかを推測するツールを使って調べてみると、「親知らず」というキーワードは単独で74,000回/月検索されています。ホームページや広告のランディングページでキーワード対策をするにはもってこいというわけなのです。

実際に「親知らず」をGoogleで検索してみると、ウィキペディアのほかには、「親知らず」について具体的な治療実例や、抜歯のタイミング、抜歯後の経過などについて網羅的に掲載された歯科関係のブログやホームページが上位にあがってきます。Google検索は、こうした「網羅性」を高く評価する傾向にありますので、記事を作る際の参考にしてみてください。

「親知らず」についてのネタは患者さんとの会話を思い浮かべる

さて、実際に記事にする際には何を書いたらいいでしょうか? 迷った時は、親知らずについて、患者さんとどんな会話を交わすか思い出してみてください。

親知らずについての知識

「親知らずが痛むんですが、どうなっていますか?」

患者は「親知らず」の正式名称が「第三大臼歯」であり、大臼歯の中で一番後ろに位置する歯であり、「智歯(ちし)」とも呼ばれている……といった親知らずについての知識をほとんど知りません。
当然、なぜ横になったり斜めになったりして生えてくることが多いのか、どうして痛みを伴うかも知りません。
まず、親知らずの治療に来た患者さんに話すだろう、一般的な知識や、治療法についての解説をするのが自然です。

親知らずの症例

「上の親知らずはまっすぐ生えているので、このままでも大丈夫ですが、右下の親知らずは骨の中で横を向いて生えてきていて、隣の歯を圧迫しているので、手術をして抜歯する必要がありますね」

実際に多いだろうこんな症例の話をしたら、患者さんからは雨あられのような質問がいくつも飛ぶに違いありませんね。

「横向き!? そんなことがあるんですか?」
「手術って、ここでできるんですか?」
「何時間くらいかかりますか?」
「術後は顔が腫れますか? 普通の生活送れますか?」
「保険で治療できますか?」
などなどなど……。

どれもこれもが記事のネタになります。
特に、親知らずについての症例を豊富に持っている歯科医院は、いくつか典型的な症例を例に挙げて解説すると、患者さんにとっては「任せても大丈夫」という安心感に繋がります。
さらには、親知らずが埋伏歯となっている場合は、ケースによっては非常に難手術となる場合があり、通常の歯科医院では対応できないことも多々あることについても説明しておくとよいでしょう。
また、実際に複雑な症例については紹介状を書いて口腔外科に紹介している場合は、その旨と、紹介状を書くための費用なども紹介しておくと患者さんにとっては有用です。

親知らずへの積極的治療

歯を抜くのが大好き!!という人は(少なくとも患者側には)いないでしょうから、痛みも何もない状態のときに、「私の親知らずはいつごろ抜いたほうがいいですか?」という積極的な質問を受けることはほとんどないでしょうが、これは患者さんの親知らずについてのデンタルIQが低いがゆえです。患者さんは親知らずが、親が知らないうちに(つまり、成人になってから)生えてくるのでこう呼ばれることは知っていても、それがだいたい18~20歳ぐらいであることは知らないのです。

親知らずをいつ抜くのが最適かは、患者さん一人ひとりの状態にもよるので一概には言えませんが、次のような理由から、「生え始めに抜いておく」のも一つの考え方だと言えます。

  • 親知らずは生え方によっては、周りの歯を圧迫したり、虫歯を誘発したりする。歯茎の中に埋まったまま、周りの歯に悪い影響を及ぼす場合もある。
  • 20歳頃であれば歯茎や骨の回復力も強く、術後の治りも早い。逆にアルコールや喫煙や歯周病、老化で弱った歯茎では、親知らずの抜歯によるダメージも大きい。
  • 親知らずの根の近くには大きな神経と血管が通っている下顎管があり、親知らずの抜歯の際にはこれを傷つけないように細心の注意が必要。ゆえに、親知らずの根が完成しきらない20歳頃に抜くメリットがある。
  • 親知らずは元々嚙み合わせる歯がないため、嚙み合わせを求めて上下に長く伸びる傾向があり、成長するほどにかみ合わせのバランスが崩れ、口内だけでなく全身の健康バランスを欠く原因にもなる。

などなど。

また、非常にレアなケースですが、親知らずがまっすぐ虫歯もなく生えている場合は、将来的に他の歯を抜いた際の移植材料として活用できる可能性があることもお知らせしておくとよいでしょう。

親知らずケアのすすめ

いずれにしても、親知らずの成長は人によってばらつきがあり、本人も気づかないうちに厄介な状態になっている場合も多いので、定期的な検診の際に、親知らずの状態も必ず確認するようにし、「抜き時」を外さないうちに抜くことを考慮に入れてもらえるよう啓蒙するのが大切です。

虫歯になる前の予防歯科に加え、「20歳(はたち)になったら親知らずケア」もデンタルケアの常識として定着していくよう提案してみてはいかがでしょうか。

親知らずをきっかけに定期的な検診やクリーニングに通う患者さんが少しでも増えてくれたらいいですよね。