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-1歳から患者を獲得!「マタニティ歯科」打ち出しの参考になるサイト&3つのコツ

インバウンド医院運営

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近ごろは「予防歯科」を診療項目として掲げたり、ホームページでも積極的に打ち出しをする歯科医院が増えてきましたが、「マタニティ歯科」となると、まだまだ広く普及しているとは言えない状況です。
「-1歳からの虫歯予防(予防歯科)」とも呼ばれるマタニティ歯科は妊婦さんを対象にしたもので、妊娠期の歯の治療や口腔内ケアについての知識を妊婦さんや家族に身につけてもらい、実際にケアをすることで、妊婦さんの口腔の健康を保ち、生まれてくる赤ちゃんの歯を虫歯菌の感染から守るために行われます。

これからの予防歯科分野には欠かせないマタニティ歯科について、ホームページでの案内の仕方や、患者さんへの啓蒙がどのように行われているのか、すでに取組みをされている医院の事例を参考に見てみましょう。

マタニティ歯科の説明は「情報整理力」がポイント

実際の歯科医院のホームページから、わかりやすく作られているページをいくつかとり上げてみます。

●相原歯科医院(東京・足立区)

http://www.aihara-dental.com/pregnant.html

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妊婦に必要な情報がほぼ網羅されているため、かなり情報量が多いのですが、イラストを多用することで読み進めやすく、理解しやすくまとめられています。
8つある診療内容の一つとして位置づけられており、「妊娠中の方へ」と、ターゲットを明確にしたアプローチとなっています。

●川口歯科クリニック(東京・荻窪)

http://kawaguchi-dc.net/pregnant.html

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こちらは、文書を主体にしたページとなっていますが、見出しのつけ方、説明の長さ、余白のバランスなどですっきりと見せる工夫がされており、見やすくまとめられています。

10項目ある診察案内のうちの一つで、「妊娠中の歯科治療」として案内されています。

●善積歯科医院(埼玉・北浦和)

http://yoshizumi.dentalmall.jp/maternity/

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こちらの医院では、トップページに「《Kids&歯周病&マタニティ》小児のケアと歯周病治療&ママをトータルサポート」という明確な打ち出しがあり、「マタニティ歯科-妊婦さんへ」という項目でページが作られています。

書かれている内容は上記2つとほとんど変わりありませんが、「なぜマタニティ歯科が必要か」というより啓蒙的な側面が強調されている印象です。

情報格差がある妊婦のデンタルIQ度

「マタニティ歯科」という言葉や概念は、最近では大学病院で専門外来が設けられたり、妊婦向けの雑誌などにも採り上げられるようになり、少しずつ知られるようになりました。
また、多くの母子手帳には妊娠時の口腔内ケアの必要性が記載されているのですが、肝心な歯科検診については必須ではなく任意となっており、助成金についても出る自治体とそうでない自治体があります。
妊娠時の歯科検診が必須となれば、日本人のデンタルIQももう少し高まるように思うのですが、“知っている人にとっては常識、知らない人はまったく知らない”という情報格差が生じているのがいまの現状です。

歯科医院としてできることは、検診を受けたいと思っている妊婦の方にわかりやすい情報を提供し、必要な情報から取り残されている妊婦の方にはその重要性を知らせることです。そのためには、診療内容としてマタニティ歯科を打ち出したり、ホームページや医院内での告知が大切になります。

もちろん、打ち出すからには妊婦さんの治療やケアに対応できる体制を作ることが前提です。医師としての知識や経験もさることながら、心身ともに通常よりもデリケートになりやすい妊婦さんに対応にするには、出産経験のある女性医師や歯科衛生士が担当や補助を担うなど、きめ細かな配慮が必要となってきます。

妊婦を軸に、子供、父親、祖父母の来院を喚起する

今回とり上げた3つのページからわかることは

  • 妊婦さんにとって必要な情報はけっこう多い
  • 情報を整理し、イラストや写真などを多用すると直感的に理解しやすくなる
  • 読んだ後に実際の検査・治療に結びつけるような説得力が必要

そのためには、ホームページを作成する段階から、診療項目の一つとして入れて取り組むのがよいでしょう。

また、予防歯科を診療項目に入れている医院はぜひ、マタニティ歯科の項目も併設を検討されてください。

妊婦さんの歯科治療はそれなりに大変ですが、お母さんのデンタルIQを高め、虫歯をなくすことが、予防歯科の始まりであるからです。

また、子育てに父親が参加するのが当たり前になりつつある現在ですが、今後はさらにその傾向が強まると予測されます。虫歯菌は飛まつ感染するため、母親だけでなく、新生児に接触する機会の多い父親や、同居している祖父母やその他の家族についても、虫歯のない状態にしておくことが大切です。それらを考慮して、妊婦向けの項目には妊婦と同時に家族の治療も勧める記事を掲載しておくのがよいでしょう。

まとめ

  1. 予防歯科の始まりはマタニティ歯科(妊婦さんの口腔ケア)から始まる
  2. マタニティ歯科の説明は多数の情報を整理し、イラストや写真などを多用し直感的に理解しやすくする
  3. 妊婦さんをきっかけに、新生児と接触する機会の多い父親や祖父母などの家族の治療も勧める