BLOG

歯科WEB集患ブログ

歯科医院のホームページ制作・専門サイト制作のデザイン考1:小児歯科

インバウンドマーケティングWEBデザイン医院運営

198 ビュー

歯科医院のWeb集患にとって近ごろますます重要になっているのが専門歯科サイトの存在です。激化する新患獲得競争に勝つためには、特に力を入れたい歯科分野の専門サイトをホームページとは別に作りSEO対策を万全にすることで、その歯科分野の情報を探している人の目に確実にふれ、集患する必要があるのです。

【参考】歯科のWeb集患対策はHPだけでは不十分。専門歯科サイトを制作するメリットとは

また、ホームページ自体の寿命も販売サイトほどの速さではないにしろ、適切なSEO対策を考えるなら、3~5年で完全リニューアルしたり、一部てこ入れをするケースが多くなっています。
こうして年々制作の機会が増えてきたWebサイトだからこそ、そこでユーザーに何をどんな言葉(コピー)で伝えるのか、どんなイメージ(デザイン)で伝えるのか、その方向性を院長や担当者がしっかり持つことの重要性が増しています。ホームページ制作会社に任せるにしても、方向性や希望するイメージをきっちりと示せるように歯科医院のWebサイトのスタイル(デザインや構造やコピー)について数回に分けて研究していきたいと思います。
第1回はデザイン面でもコピー面でも差別化の方法がわかりやすい「小児歯科」です。小児歯科と関係がある・ないに関わらず、考え方のパターンを見ていただければ参考になるかと思います。

他の小児歯科医院がどんなサイトを作っているのかを見る

Webサイトを作る際の基本は「誰に何をどのようにして伝えるか」を明確にすることです。その点、「小児歯科」は「誰に」の部分が「お母さん(お父さん)と子供さん」と限定されており、子供さんも一緒に見ることを考えると「どのようにして」の部分もおのずと「わかりやすく」「楽しく」という方向性になり、的を絞ったサイト作りがしやすい分野でもあります。

では、実際に他の小児歯科がどんなサイトを作っているのか見てみましょう。
まずは実際の競合相手となる地元のサイトを見るために「○○市 小児歯科」「○○駅 小児歯科」などで検索します。
「○○駅から近い小児歯科の紹介まとめ(または病院検索結果)」などのまとめサイトが出てきた場合、これらのサイトはSEO対策を施して上位に入ってきている検索結果で、必ずしも探している小児歯科のサイトにたどり着けるわけではありませんので、スルーします。個人の歯科医院のサイトを開いて見てください。

デザインの優れた歯科医院や医療サイトばかりを集めたサイト集を覗くのも一つの手です。
ホームページチャンネル
MUUUUU/ORG

 

何を誰にどのように伝えているかを観察する

小児歯科のサイトを作る際には「子供さんと一緒に見ることを主体にする」考え方と「お母さん(お父さん)が見て判断することを主体にする」考え方の二通りあると思います。後者の場合は大人向きサイトと同じ考え方ができるので、ここでは「子供さんと一緒に見ることを主体にする」ことを前提としたサイト作りについて考えてみたいと思います。

多くの小児歯科の歯科医師が願うのは「子供たちに、歯医者は楽しいところと思ってほしい」ということです。この願いは子供を持つお母さん(お父さん)の願いでもあり、子供たち自身の希望でもあるので、非常にストレートにユーザーに届きます。
「歯医者は楽しい!」を表現したサイトデザインとキャッチコピーとその説明(リード文)をいくつか見てみましょう。

原宿こども歯科

歯医者さんに遊びに行こう。
「歯医者さんに遊びに行こう」をコンセプトに、子供たちが歯医者に行くのが楽しみになる、歯医者さんでリラックスできる。そんな想いで日々、子供たちと向き合っています。

hk-dental

まるでグリム童話の絵本を見ているかのようなクラシカルな愛らしさが独特です。このサイトを見ていると「歯医者さんに遊びに行こう」というメインコピーが現実のもののように思えます。サイト内に「白衣は着ない。子供が怖がらない。」というコピーがあるように、女性の院長以下女性スタッフのユニフォームがカラフルなワンピースであるのも特徴的です。ただ可愛いだけでなく院長のセンスがいかんなく反映され、その世界に共感するお母さんが魅了されるというブランディングがしっかり構築された好例です。

にこにこ小児歯科

全ては子どもたちの笑顔のために。
1998年の開業から18年、2万4千人余の子どもたちの傍らに居続けられたこと。それが私たちの誇りです。これからもずっと・・・。

2525shika-com

ユニークなイラストと院長先生やスタッフと子供たちのにこにこ顔が印象的なサイトです。メインに扱われた写真からは、この小児歯科医院での日常の空気感が伝わってきて見る人に安心感を与えます。「にこにこ小児科医では泣いてもさわいでもOK!」のコピーはお母さん(お父さん)の心に刺さります。自分の子供の泣き暴れように「診えてもらえるところがない!」と追い詰められているご両親にとってはこういう言葉は本当に嬉しいものです。子供を持つユーザーはその歯科医院が子供にとって自分にとって、本当に良い歯科医院かをサイトを見てじっくり見極めます。こうしたユーザー目線の文章はとても有効だと言えるでしょう。

ちあーず歯科・小児歯科

私たちは通うことが楽しみとなるような「楽しい歯医者さん」を目指します。

chias-dent-jp

形のユニークなホームページです。1ページもののLP(ランディングページ)のスタイルをとっているのですが、「ちあーずについて」「診察について」「スタッフ紹介」などのメニューをクリックすると、通常は、下へ下へとスクロールして移動していくところ、このサイトでは縦横無尽にパステル画の中を移動し、十分絵を堪能したたころにポップアップで文章が現れます。クリックをしてサイト内を見る作業が、まるでパステル画で描かれた王国を旅する過程かのように感じられ、きっとお母さんが見つけたら、子供に「見てごらん!」といって見せたくなるでしょうね。1ページものでもアイデア次第でここまでのことができるのだという良い例です。

ほりべ歯科クリニック

家族みんなが安心して通える歯科医院です

horibe-dental-com

医院名にこそ「小児歯科」を謳っていませんが、トップページの最初に出てくるのが「子育て中のお母様へ」と題して「ウチの子、治療できるかしら…」とご心配ではないですか?という内容について書かれたメッセージであることからも、ここが子育て中のお母さんと子供達が主役の歯医者さんであることがすぐにわかります。そして次に登場するのが「はいしゃさんってなにするところ?」のタイトルメニュー。小児歯科の治療の様子が、実際の子供の治療の様子を撮影した15枚の写真で紙芝居のように見ることができます。それぞれの写真には子供が読めるようにひらがなのコメントがつけてあり、子供たちが実際に見て、ここで何をするのかがつぶさにわかります。最後はごほうびをもらって帰る!というポジティブな印象を持つことで、不要な恐怖心を抱かずに歯医者さんへ向かえるのは歯科医院にとってもお母さんにとっても子供にとってもいいことですね。

見てきたアイデアを自分の歯科医院に置き換えてみる

こうして実例をいくつか見るだけで、自身の歯科医院に取り入れられそうな新しいアイデアがどんどん湧いてきそうです。
繰り返しになりますが、小児歯科医院はメインターゲットの特性が際立っているため、その層へのアプローチの仕方も個性が出ます。
しかし、コアターゲットが変わっても考え方は同じです。

  • コアターゲットが興味を持つ構成(伝え方)。
  • コアターゲットが聞きたい(安心させる、共感させる、魅了する)言葉(コピー)。
  • コアターゲットが見たいビジュアルとデザイン。

普段接しているコアターゲットの患者さんをよくよく観察して耳を傾ければ、その方たちの好みや希望が見えてくるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

【参考記事】
歯科医院のホームページ制作・専門サイト制作のデザイン考
1回:「小児歯科」のWebサイトデザイン
第2回:「矯正歯科」のWebサイトデザイン
第3回:どんなサイトにも使える「コンセプトワーク」
第4回:は特徴の乏しい歯科医院を魅力的に魅せる「コピーワーク」
第5回:Webサイトの力を増す「画像&動画コンテンツ」

歯科医院サイト制作について相談する