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なぜ今オウンドメディアが注目されるのか? その4つの理由

インバウンドマーケティング

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インターネットの普及により、テレビや新聞・雑誌広告のマス広告の時代から、ネット広告などのWEBマーケティングがマーケティング活動の主軸になりつつあることは皆さまも感じられていると思います。そのWEBマーケティングも、さまざまな種類のネット広告の開発やSNSの台頭により、手法ややり方が変化してきています。そのような変化の中で今、オウンドメディアが注目されています。オウンドメディアとは何か、なぜ注目されているのか、その価値と使い方をご紹介します。

メディアの種類とオウンドメディア

メディアは通常トリプルメディアといわれる次の3つに分類されます。

1.ペイドメディア(paid media)
お金を支払って利用するメディアで、もともとはテレビや雑誌などを含むいわゆる広告全般を指します。WEBマーケティングでは、バナー広告や検索連動型、行動連動型などのネット広告を意味します。

2.アーンドメディア(earned media)
一般のユーザーの方の情報が起点となるメディアを指し、個人ブログやSNSがこれに当たります。

3.オウンドメディア(owned media)
自社が所有するメディアの意味で、広くはPR誌やDMなども含み、もちろんホームページも入ります。しかし近年は特に、集客や顧客との直接的なコミュニケーション、ブランディングなど、インバウンドマーケティングのための自社のホームページを指すことが多くなっています。

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ペイドメディアは多くの方に自社やサービスの事を知らしめることが出来ますが、その反面、多くの情報を詳しく伝えるには不向きです。またその効果は出稿量すなわち広告費に連動します。

アーンドメディアはSNSの特性を活かして、あまりコストをかけなくても情報を広める(拡散させる)ことが出来ますが、情報のコントロールが難しいため、思わぬ結果が生まれるリスクがあります。いわゆる”炎上”が有名ですが、そこまでは至らなくても自分の伝えたい趣旨がそのまま伝わらないケースが多く発生します。

オウンドメディアは、自分が伝えたい内容を自らが良いと判断した方法で表現出来るという長所があります。しかし情報を多く知らしめるには、一工夫必要になってくるメディアでもあります。

各メディアの役割と関係

各メディアの役割と関連性を例を上げて説明してみます。

例えば「インプラントの得意な歯科医の選び方を教えます」のような内容でペイドメディアであるネット広告を出し、自分のホームページに誘導します。

ホームページ上では選ぶ際のポイントを記載したコンテンツを用意します。内容は自医院の宣伝的なものではなく、「患者さんの役に立つ」ような趣旨で出来るだけ客観的なものが良いでしょう。

またそれとは別に、SNSではインプラント手術を受ける際の疑問や不安があれば専門医が答えます、のようなキャンペーンを行います。SNS上で患者さんの疑問に答えていくとともに、そこで多く寄せられた質問をホームページ上でコンテンツ化して患者さんに提供していくと、自医院の信頼度や共感度が上がってくる可能性があります。

このようにオウンドメディアである自医院のホームページをハブ的に使うことにより、それぞれのメディアの特長を生かして「患者さんとコミュニケーションし、共感を得ていく」といった連動したメディア展開が可能になります。

オウンドメディアが注目される理由

オウンドメディアが注目されるのには、以下のような理由があります。

1.各メディアの役割の中で、オウンドメディアはハブ的な役割を果たす。

上記でご説明した通り、各メディアが連携してマーケティング活動を行う場合、自社ホームページはそれぞれのハブ的な役割を果たす重要なポジションにある、という認識が深まってきました。

2.SNSなどのソーシャルメディアでの情報のコントロールの難しさが認識されてきた。

各企業はさまざまな方法を用いてSNS上などでマーケティング活動を行ってきましたが、その効果は思ったより限定的であり、情報の内容や伝わり方をコントロールするのが非常に難しいことが分かってきました。そのため話題性などはSNSで獲得し、伝えたい情報は自社ホームページでしっかりと表現した方が良い、という流れが出来つつあります。

3.Googleなどの検索結果順位の基準が変化した。

「ユーザーに出来るだけ有用なホームページを上位に表示する」という考え方は変わりありませんが、以前はその評価基準として、「外部からより多く参照されているホームページがより有用だ」という基準に重きがおかれていました。しかし外部リンクの販売や意味のないリンクサイトなどが横行したことにより外部リンクによる評価基準は優先度を下げられ、「ホームページ自体の内容がどの程度ユーザーの役に立っているか」が、より評価基準として重視されてきています。

4.インバウンドマーケティングという手法が成果を出しつつある。

お客さまに有用なコンテンツをホームページ上で充実させることにより、検索などで「お客さまに見つけてもらう」ことを目的とした「インバウンドマーケティング」という手法が注目され成果を上げつつあります。ホームページの拡充やSEO対策が必要となりますが、それでもネット広告などを出稿するよりも高い費用対効果が得られるケースがあるからです。インバウンドマーケティングでは「ユーザーに役立つ情報を発信し、顧客との継続的な関係性を構築する自社サイト」としてのオウンドメディアが中心的な役割を担います。

今回のまとめ

  1. メディアはオウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアの3つに分類される。
  2. 各メディアにはそれぞれ特長があり、その特長に応じた使い方が効果的である。
  3. 各メディアの中でハブ的な役割を果たすオウンドメディアは、検索順位基準の変化やインバウンドマーケティングの手法の確立などの理由により、注目されてきている。

さまざまな言い方ありますがマーケティングの原点は「顧客との良好な関係を構築し継続していく」行為とも言えます。患者さんとの良好な関係を構築するためには、患者さんの役に立つ情報を提供し続けること、が一つの重要な要素です。そういう意味においてオウンドメディアに注目することは、マーケティングの原点に立ち返ることにもなるでしょう。